珪藻土バスマットにアスベストが含まれていた問題で、ニトリをはじめ珪藻土バスマットや珪藻土商品を販売している会社が次々と文章を出していますね。
最初にニトリが珪藻土バスマットやコースターにアスベストが含まれていたということで回収するとしましたが、珪藻土バスマットや珪藻土商品の安全性が気になります。
ニトリは中国の工場でアスベストが含まれたと指摘していますが、日本産であればアスベストの問題は大丈夫なのかなど安全性に関する情報が欲しいところです。
そこで今回は「珪藻土バスマットの安全性は?ソイルや日本製なら問題ないのは本当?」と題しまして、珪藻土バスマットの安全性について詳しくみていきたいと思いました。
それでは、さっそく本題に入っていきましょう!
珪藻土バスマットの安全性は大丈夫?
結論から言うと、私が調べた限りでは珪藻土バスマットや珪藻土の商品そのものに関しては安全であると言えそうです。
珪藻土の中にアスベストが含まれている場合は、珪藻土を削ったときにアスベストが空気中に浮遊し、それを吸ったら数十年後に発がんする可能性はありそうです。
珪藻土で作られたバスマットでアスベストが含まれていないものは安全性については問題はなさそうです。
なので、家にある珪藻土商品にアスベストが入っていないことを確認する必要はあります。
珪藻土そのものの安全性は大丈夫?発がん性があるのは本当?
ドイツでは珪藻土が禁止されているという話や、珪藻土には発がん性の問題があると指摘する記事はたくさんありますが、確かな情報ではない可能性が高いです。
風説の流布の類のもので、発がん性のリスクを訴えるものは多くのウェブサイトで見かけます。しかし、公的に国家認定機関がリスクと認定したページに直接にリンクが張られたものは皆無であり、責任の所在についてはっきりしていない、疑義が生じるものばかりです。また、ほとんどのウェブサイトは勉強不足であると言わざるを得ない内容に止まっており、情報を困惑させる要因となっているだけなのは残念です。
引用元:有限会社中野商店
珪藻土を焼くと結晶質シリカになり、その粉塵を大量に吸うと健康上問題になる可能性はありますが、アルコール飲料を飲むのと同じくらいのリスクのようです。
なので、家庭にある珪藻土バスマットでアスベストが含まれていなければ、バスマットが原因で健康上の問題に発展する可能性は低いと考えられます。
神経質になる問題があるとすれば、まずそれは焼成された珪藻土の結晶質シリカであり、珪藻土ではありません。神経質な方は焼成されていない珪藻土を使えばいいのです。また、その珪藻土を焼いたときに出る結晶質シリカについても大量にcristobalite(結晶質シリカ)粉塵の吸引を行わない限り、問題にする必要性はないでしょう。その発がん性のリスクはアルコール飲料や太陽光、木くずを大量に吸入した場合と同等のクラスに挙げられているぐらいです(IARC発がん性リスク一覧に因る)。穿った見方をすると、子供の砂遊び、旦那のゴルフの時のバンカーショット、家族での海水浴も禁止しなくてはなりませんから、ほどほどに、です。
引用元:有限会社中野商店
ソイルや日本産なら問題ないのは本当?
現在主に問題になっているのは中国製の珪藻土バスマットのようです。
日本産の珪藻土バスマットでアスベストが含まれていたという記事は見つけることができませんでした。
なので、今のところソイル(soil)などの日本製なら問題はないのではないかと思われます。
アスベストが含まれた珪藻土バスマットを販売した店の一覧
珪藻土にアスベストが含まれていると報じられた販売店の一覧を作ってみました。
これらのメーカーは今後増える可能性もありますので、この一覧に頼らずにご自身でも確認をしてもらいたいと思います。
・ニトリ
・カインズ
・ヤマダ電機
・グッディ
・イズミ
・株式会社堀木工所(CARACOバスマット・コースター・エコ・ホリン)
・サントリー(コースター)
ちなみに、100均の珪藻土商品(ダイソー・セリア・キャンドゥ)は今のところ問題はなさそうですし、イオンも問題なさそうです。
ソイルなど国内製の珪藻土商品にはアスベストは含まれていない?
アスベストは発癌性が問題になっているため、日本では使用が禁止されています。
日本国内で珪藻土商品を製造しているソイルは明確に「アスベストは含まれていない」と報告しています。
KONCENTを運営するアッシュコンセプトが
デザインプロデュースを行う「soil(ソイル)」におきましては、
アスベストの混入や含有は一切ございません。先日12月14日(月)にも、「ふるさと納税返礼品の珪藻土バスマット
からアスベストが検出された」との報道にあたって
ホームページにて掲載させていただきましたとおり、
「soil株式会社」が製造している珪藻土製品は
日本国内での製造、日本国内産 珪藻土を使用しています。外部検査機関にて試験を行い、アスベストの混入や含有は
一切ないことが証明されていますので
引き続き、安心してご使用ください。今後とも変わらぬご厚情のほどお願い申し上げます。
引用元:koncent
なので、ソイルをはじめ国内産の珪藻土商品を使用されている方は安心して使ってもらって大丈夫だと思います。
アスベストで問題となっている商品はいずれも中国で製造されたものなので「made in China」と書かれている珪藻土商品は要チェックです。
まとめ
今回は「珪藻土バスマットの安全性は?ソイルや日本製なら問題ないのは本当?」と題しまして、珪藻土バスマットの安全性や日本産の珪藻土商品なら問題がないのかについてまとめました。
いかがでしたでしょうか?
現在、アスベストが問題となっている珪藻土商品はいずれも中国製であることが分かりましたので、ソイルなどの国内製の珪藻土バスマットは問題はなさそうです。
ここでまとめた情報が何かしらの役に立ってもらえれば嬉しいです。
それでは、今回はここまでとさせていただきます。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!