2021年3月24日に、厚労省8階に勤めるの40代男性職員が自殺未遂を図っていたとして、週刊文春で報じられました。
幸い、すんでのところで思いとどまり命に別状はなかったようですが、この男性はパワハラを受けていたという話もあがっているようです。
過去にもパワハラがあったとされている厚労省ですが、どのような理由だったのでしょうか?
そこで今回は「厚労省8階職員の自殺未遂の理由は?上司のパワハラでうつ病だった?」と題して、厚労省8階職員が自殺未遂をした理由についてまとめました。
それでは早速本題にいってみましょう!
厚労省8階職員の自殺未遂の理由は?上司のパワハラでうつ病だった?
厚労省8階職員が自殺未遂をした理由については、現在調査中であることがわかっています。
週刊文春によると、事件後、同僚たちに対して事情調査がされ、調査報告書が作成されたとのことです。
その内容を把握しているとされる樽見英樹事務次官は、次のように語っています。
「窓ガラスが割れた件ですね、事実関係は知っています。どういう理由でそういう(ガラスを割る)行為に及んだのかを調査していると思います」
厚労省にも事実確認を求めたところ、
「現在事実関係を確認中であり、回答を差し控えます」
引用元:文春オンライン
樽見英樹事務次官は事実関係は知っているようですが、調査結果の内容までは言及していませんでした。
自殺未遂理由はパワハラだった?
この男性が自殺未遂を図った理由は、公表されていないためわかりませんが、パワハラであったことも可能性して考えられます。
その根拠としては3つあげられます。
- 男性はパワハラを訴えるメールを送っていた
- 2021年3月29日に社会保障担当参事官室の職員がパワハラで処分を受けている
- 男性は年金担当の職員(社会保障担当参事官室で勤務していた可能性)
まず1つ目として、週刊文春によれば「男性は上司のパワハラを訴えるメールを送っていた」ことが報じられています。
その内容までは明らかにされてはいません。
しかし訴えるということは、そのような事実があったのではないかと考えるのが普通です。
会社や組織には「パワハラ対策委員会」のような組織が置かれていることが多いため、男性はそのような組織にあてて、パワハラを訴えるメールを送っていた可能性が考えられます。
2つ目の根拠として「2021年3月29日に社会保障担当参事官室の職員がパワハラで処分を受けている」という点です。
これについては、以下の通り3月29日に内容が報じられています。
厚生労働省は4年前、部下に暴言などのパワーハラスメントにあたる行為をしたとして、当時の上司を減給処分にしました。この上司は、職場でパワハラ対策を担当する相談員だったということです。
厚生労働省によりますと、処分を受けたのは社会保障担当参事官室で室長補佐をしていた男性職員です。
平成29年に元室長補佐の部下だった男性が、暴言などのパワハラにあたる行為を受けたとして去年、公務災害を申請し、今月2日付けで認定されたということです。
引用元:NHK
この報道によると、平成29年にパワハラがあったとして2021年にその処分が決まったとのことですが、かなり前からパワハラがされていたことがわかります。
厚労省全体がそうではないかとは思われますが、同じ厚労省でパワハラが行われていたということは、今回の件に何かしら関係があるのではないかと疑ってしまいます。
3つ目の根拠としては、「男性は年金担当の職員だった」ことです。
これは週刊文春で報じられている内容になります。
年金担当ということば、過去にパワハラが起きていた同じ社会保障担当参事官室の勤務であった可能性も考えられるということにもなります。
社会保障担当参事官室では、医療・介護・年金・福祉・子育て支援などの社会保障にまつわる事柄を行っていると思われます。
ですので、今回の男性はその社会保障担当参事官室内で、年金担当であったのではないかと考えられ、過去にパワハラが起きた職場と同じ環境で働いていたということで、今回の自殺未遂もその可能性が疑われます。
実際パワハラがあったかについては明らかにはされていませんが、これらの根拠からその可能性が考えられました。また今後の公表を待ちたいと思います。
自殺未遂理由はうつ病だった?
厚労省の男性が自殺未遂を図った理由に、うつ病が関係していたかについては明らかにはされていません。
しかし自殺未遂に至るということは、心理的に相当なストレスや耐えられないほどの苦痛を感じている状況にあったことが想像されます。
自殺未遂の行為に至る前にはパワハラがある現状について訴えていたにも関わらず、訴えても状況が変わらない、もしくは取り合ってもらえないというような状況があったことも考えられます。
訴えても事態が変わらないとなれば、精神的にも追い込まれてしまうことも十分考えられます。
ハンマーでガラスを割って外に飛び出し、飛び降りようとした心理状態は通常の精神状態にはなかったのではないかとも考えられ、相当な心理状態にあったのではないかと考えられます。
この男性は3月24日、厚労省が入るビルの8階から飛び降り自殺を図ろうとしたものの、すんでのところで思いとどったそうです。
しかし窓ガラスの破片で負傷し、体は血まみれになっていたということです。ドラマのようなシーンとも思えますが、非常に緊迫した状況だったことが想像できます。
3月24日に、職員23人が深夜まで送別会を開いていた問題が明るみに出た厚労省。その2日前の3月22日、厚労省が入るビルの8階で同省の職員が窓を破壊し、飛び降り自殺を図っていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。
厚労省が入る中央合同庁舎5号館で自殺を図ったのは、40代のノンキャリア職員・A氏。主に年金関連の仕事に従事していた。
別の部署への異動の内示を受けたA氏は3月22日の未明、同僚らに対し、〈本当にお世話になりました〉などと挨拶のメールを送信した。
その直後、準備していたハンマーで窓を叩き割り、飛び降り自殺を図ろうとしたのだ。
「ただ、窓ガラスから身を乗り出したものの、すんでのところで思いとどまった。窓ガラスの破片で負傷し、全身血まみれのまま佇んでいたそうです。早朝に出勤してきた職員は騒然となり、幹部も様子を見に来ていました」(厚労省職員)
引用元:文春オンライン
命が助かったのは本当によかったとは思いますが、そこまで追い込まれてしまうような職場の環境があったのであれば、悲しいですね。
職場環境の改善を願うばかりです。
厚労省8階職員の自殺未遂についてネットの反応は?
厚労省8階職員の自殺未遂について、Twitterではさまざまな反応があがっています。
すさまじい光景をイメージして驚く声や、男性の気持ちを推しはかる声、職場環境の改善を訴える声などが見られました。
窓をハンマーで、って、適応障害の典型的な奇異行動ですやん。パワハラで精神的に限界超えて追い詰められてたんやろうなあ…
色々と無理が来てるんだろうなあ。死ななくてよかった。
記事のパワハラを訴えるメールとノンキャリアというところが省内弱者を連想させる。厚労省はコロナ禍で組織自体が相当疲弊している。矛盾は弱い所に出る。
この件のキモはパワハラじゃない。人間性を否定されるほど仕事が多いことだ
まとめ
今回は「厚労省8階職員の自殺未遂の理由は?上司のパワハラでうつ病だった?」と題して、厚労省8階職員が自殺未遂をした理由について、まとめましたがいかがでしたでしょうか。
厚労省8階職員が自殺未遂をした理由は明らかにされていませんが、以下の根拠によりパワハラである可能性も考えられました。
・過去にパワハラについて訴えるメールをしていること
・男性が担当している年金関係を扱っていると思われる「社会保障担当参事官室」で過去にパワハラが起きていたこと
またこの男性はうつ病であったかはわかりませんが、精神状態もかなり追い詰められていたのではないかと考えられます。
ネットでは、そんな男性を推しはかる声声や職場環境の改善を訴える声が見られました。
今回はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。